理科で学習したSDGs
災害救助で活やくするてこ
1人では持ち上げることができそうにない重いものも、支点、力点、作用点の位置関係をくふうすることで楽に持ち上げることができることを学びました。 てこのはたらきを利用したバールは、地震でたおれた家具などの重いものを持ち上げたり、閉じこめられた部屋のとびらをこじ開けたりするときによく利用されています。 このように、てこのはたらきを使うことで、人の生命が助かることがあります。
ユニバーサルデザインで活やくするてこ
最近は、てこのはたらきを利用したユニバーサルデザインの道具が開発されています。 その1つにダブルクリップがあります。見た目には、わずかなちがいですが、本体に小さなでっぱり部分を作ることで、支点と作用点のきょりを短くできます。また、持ち手の部分を長くすることで、これまでよりも支点と力点のきょりを長くとることができるようになりました。これにより、これまでの約半分の力でダブルクリップを開くことができるようになりました。
ユニバーサルデザインとは、年れいや能力、状きょうなどに関係せず、みんなが使いやすいように考えられたデザインのことをいうよ。
輪軸
右の写真のような道具を、輪軸といいます。輪軸は、てこのようにものを持ち上げたり、動かしたりする道具です。輪軸にも、てこと同じように支点、力点、作用点があります。 てこと同じように、輪軸も小さな力で大きな力を出すことができます。
身の回りで輪軸を利用したものがないか探してみよう。