理科で学習したSDGs

蒸散の利用

 水には、蒸発するときに周りから熱をうばう性質があります。
暑い日に打ち水をすると、地面から熱がうばわれるので、すずしく感じます。
植物の体から水が蒸散するときにも、葉やその周りの熱をうばうので、
植物の体の中が高温になるのを防ぎ、植物が多く生えているところでは
ほかのところよりすずしく感じます。
 ツルレイシやヘチマ、アサガオなど、くきが何かにからまってのびていく植物を
窓辺でさいばいすると、植物が支柱に沿ってカーテンのように広がって育ち、
から入る日差しを防ぎ、室内の温度が上がるのをおさえることができます。
また、蒸散による効果で外から部屋に伝わる熱を減らすこともできます。
 このようにしたものを「緑のカーテン」などとんで、
窓辺などに設置する活動が各地で行われています。

はってん