2つの事実を関係づけて電磁石を発明
電磁石は、1825年にウィリアム・スタージョンというイギリスの科学者が発明しました。
スタージョンは、2つの事実を関係づけて考え、電磁石を発明しました。1つは、「鉄を磁石に
近づけると、鉄が磁石になる。」という事実です。この事実はスタージョンが生まれる前から
知られていました。もう1つは、エルステッドによって発見された「電流が流れると、磁石の
はたらきが生まれる。」という事実です。これらの2つの事実を関係づけて考えました。
電流が生み出す磁石のはたらきを高めるために、鉄心の周りに、導線を同じ向きに何回もまいてコイルを作りました。これに電流を流してみると、鉄心は磁石のようなはたらきを現したのです。
「2つのことを1つにしてみる。」と、新しいアイデアが生まれることがあります。
みなさんも、いろいろな事実を1つにして大発明をしてみましょう。