ふりこのふれはばが変わっても、ふりこの1往復する時間が変わらないこと(ふりこの等時性)を
発見したのは、イタリアのガリレオ・ガリレイです。
今から約440年前、ガリレイは、ピサという町の教会で礼はいをしていました。
その教会のランプが、ふりこのように左右にゆっくりとゆれるようすを見て、
不思議なことに気づきました。ゆれるはばが小さくなってきても、大きくゆれているときと、
1往復する時間に変わりがないように見えたのです。
そこで、ガリレイは自分の脈はくを数えて1往復する時間をはかって、それを確かめました。
このようにして、ガリレイはふりこの等時性を発見したといわれています。
ガリレイは、ふりこの研究を手紙に書いてほかの人々に伝えました。
その手紙が残っているので、どのような研究をしていたかがわかります。